交雑種タナゴ
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≪PartT≫ 孵化〜初上陸(変態)編

『トウキョウサンショウウオ』の孵化⇒幼生⇒成長画像記録をお届けします。
幼生成長状況はこのページでアップしていきますので、皆様の飼育・観察の参考にして下さい。

2008年の鳥見へ行った時に発見した『トウキョウサンショウウオ』の卵、最初は何の卵か解らずに・・・・・・?
帰宅後に図鑑等で調べて『トウキョウサンショウウオ』の卵であることが判明!!
淡水魚倶楽部で孵化の様子を観察することにしたました。
定期的に観察状況をこのページで画像レポート致します。・・・・・・孵化した時のレポートは下記アドレス”飼育と繁殖”のページ

≪画像撮影機材≫

◆SONY Cyber-shot DSC-T9

◆ 飼育と繁殖 『トウキョウサンショウウオ』のページはこちらから!! 

* 2008.04.26 『トウキョウサンショウウオの孵化記録』新設!!
2008.05.02 ”手”&”足”が形成だぁ〜!!
2008.05.17 ”足”が長くなる!!(5/6)”足”が分離形成(5/10)
2008.05.26 飼育環境の再設定・・・”足”がしっかりと成育!!
2008.06.15 ”仮上陸用浮草”挿入・・・”初上陸”!!
2008.06.17 ”初上陸”の画像追加!!

 ※この続きは”PartU”(完結編)にてご覧下さい。

 

NO. 年月日 画      像 観 察 記 録


H20.03.29




※左画像は卵を良く観察するために卵の下に
ビニール袋(白)を敷いてあります。

≪はじめに≫


淡水魚倶楽部のメンバーと冬期恒例となった”鳥見”の山中にて清水と遭遇!!
やはり淡水魚倶楽部員、水溜りを見ると”鳥見”をしていても水中の生物が気になります。
水溜りの石を上げてみると・・・・・おぉぉぉ〜『カエル』の卵かぁ〜〜〜?
しかし、チョット『カエル』の卵と同様にカンテン状の中に卵があるのですが・・・・?
帰宅後に『トウキョウサンショウウオ』の卵であることが判明!!
孵化⇒成長を観察することに。。。。。



採集時の撮影(形状はプチバナナ状で2房が一対、直径約20mm、長サは約80mm程度/房)
『カエル』の卵と同様に寒天状で半透明、表面にはシダ状のしわがある。
卵の色は薄茶色、直径約3mm〜4mm程度だが産卵日が不明な為、ある程度成長していたのかも?


≪観察環境等≫
室外のミニひょうたん池に熱帯魚産卵ケース(周囲はネット)挿入して観察する。

【設置場所】:室外
【水   槽】:産卵ケース
【浄化装置】:なしー
【酸素補給】:エアーストーンにて弱供給



H20.04.05

≪採集後 7日経過≫
(細胞分裂)


採集から7日間が経過、長サ5〜6mmに成長して形状も細長くなってきて頭部と尾部が解る様になる。
この時の水深は約10cm程度、水温は約12〜17℃でした。
熱帯魚等の産卵用ケース(水温上昇を避ける為に周囲はネット)をミニひょうたん池に挿入して隔離する。




H20.04.08

≪採集後 10日経過≫

採集から10日目です、更に成長しているようではっきりと頭部と尾部が判別できる、また発眼も確認。


H20.04.13





≪採集後 15日経過≫

採集から15日目です、卵のうの中で成長し続けた幼生が時々動くようになる。
完全にお魚の形状に近似している、また鰓(3本?)も発育しているようだ!!




H20.04.16

採集後 18日経過
※孵化


採集から18日目、おぉぉぉ〜待望の幼生が卵のうを破り2〜3匹出てきたぁ〜〜〜o(^o^)oウキウキ
幼生のサイズは約12〜15mm程度です。




H20.04.17

孵化後 1日経過

採集から20日目、次々に元気の良い幼生が孵出、しかし残りの幼生は卵のう内で動かない?
・・・何故動かない?ひょっとして卵のう内でお☆様に?w(^_^)ンーナニナニ?

・・・如何やら水深約10cmが駄目?
そう言えば採集したポイントは水深が殆どなかった!!('';)ウーン

救出作戦、成長は十分にしているようなのでハサミで卵のうをCUTする。
・・・おぉぉぉ〜元気に泳ぐ!!
水深10cmの環境が良くなかったようで、危なく命を落とすところだったかも?
まぁ〜救出作戦成功!!




H20.04.18






孵化後 2日経過

初めて”お魚観察ブース”に移して画像撮影です。

≪飼育環境等≫
室外のミニひょうたん池にプラ飼育ケース×2に分散して観察する。


【設置場所】:室外
【水   槽】:プラ飼育ケース
【水   草】:アナカリス・ウィロモス
【酸素補給】:エアーストーンにて弱供給


日に日に成長しているので、来週にでももう少し大きい水槽にお引越し予定です。




H20.04.26
@

≪移動前のプラケースにて撮影≫


≪移動の為にプラケースから取上げる≫


≪体長測定で〜す!!25mmでしたぁ〜!!≫


≪吻部のアップ画像で〜す!!≫


≪下側は如何なっているの?おぉぉぉ〜!!≫


≪”イトミミズ”を捕食している幼生!!≫

≪孵化後 10日経過≫

プラケースでの飼育1週間でだいぶ成長しているようです。
現在の餌は”イトミミズ”を与えています。
別に”ブラインシュリンプ”も与えようと孵化させているのですが、本日の観察で”イトミミズ”のチョット大きいサイズも十分に捕食しているので必要ないような気がします。
いよいよチョツト大き目の水槽にお引越しです。


≪飼育環境等≫
室内キューブ水槽(×2)
に分散して移動です。

【設置場所】:室内
【水   槽】:キューブ水槽
【水   草】:アナカリス・ウィロモス
【浄化装置】:ブリーディングフィルターS

【水槽底床】:珪砂・大磯砂利

































※左画像の外鰓(左右3)の前方にある一対のひげ状のものはバランサー。
下側画像でも解るかな?




H20.04.26
A

≪キューブ水槽@≫


≪キューブ水槽A≫

≪新居にお引越しで〜す!!≫


画像撮影の後に新居である”キューブ水槽(×2)に分散してお引越しをしました。
また足が出てきたり、上陸するようになるまでは観察してこのページでアップします。
乞うご期待あれ!!

≪飼育環境等≫
室内キューブ水槽(×2)
に分散して移動です。

【設置場所】:室内
【水   槽】:キューブ水槽
【水   草】:アナカリス・ウィロモス
【浄化装置】:ブリーディングフィルターS

【水槽底床】:珪砂・大磯砂利


10

H20.05.01




≪孵化後 17日経過≫
≪またまたお引越しで〜す!!≫


とりあえずキューブ水槽(2EA)に分散して移動させましたが、まぁ〜良く摂餌すること!!(驚)
丸々とお腹が膨らんで・・・・・
なんですかキューブ水槽では狭いような感じになってきました。
もう少し大きく成長したら広い環境にと思っていましたがこのGW中に新居の造成と移動をしました。

≪飼育環境等≫
室外プランタンに再移動です。

【設置場所】:室外
【水   槽】:プランタン
【水   草】:アナカリス・ウィロモス
【水槽底床】:珪砂・大磯砂利・小砂利
【上陸場所】:荒木田+観葉植物用土

孵化した幼生は全部で75匹(2個は無精卵だったのかお☆様!!)、要するに一対の卵のうに77個の卵が入っていました。
殆どを”SAっKU村池”に放流です。


11

H20.05.02

≪新居での撮影画像≫@

≪”手”と”足”が形成されています!!≫A

≪”手”のアップ画像です。≫B

≪”足”のアップ画像です。≫C

≪最後はど迫力の正面から・・・・≫D

≪孵化後 18日経過≫

≪”手”&”足”がぁ〜〜〜!!≫


画像@:
室外の新居にお引越し後の幼生です。全長サイズはあまり変化はないのですが、お腹はパンパンでお相撲さんのようで貫禄十分!!









画像A:
横から観察していると、尾部の付根にウンチらしいものが付いている?
1匹ではなくて全部が付けているので???
・・・・と言う事で”お魚観察ブース”に入れて観察をしてみる。
おぉぉぉ〜ウンチではなくて”足”でしたぁ〜!!・・・・短い!!
そしてはっきりと確認出来る”手”も出ていましたぁ〜またまた驚き!!
こんなにも短期間で”足”が出るとは思っても居なかった為に感動!!
先ずは全体撮影で〜す!!



画像B:
”手”の部分をアップで撮影してみましたぁ〜!!
外鰓は未だあるのですが、吻附近にあった左右一対のバランサーは既に消滅しているようです。










画像C:
”足”の部分をアップで撮影してみましたぁ〜!!
おぉぉぉ〜”手”に比較すると短いっす!!(#^.^#)
上方から観察した時にはこの短い”足”が観察出来ましたが、長い”手”が何故観察出来なかったのでしょうか?
ひょっとすると折りたたんでいるのかも?






画像D:
”手”の部分を正面からアップで撮影してみましたぁ〜!!
おぉぉぉ〜”手”が既にもみじの様で可愛いっすね〜!!
外鰓は何時消滅するのでしょうか?
また変化があったらアップしま〜す!!

12

H20.05.06



足が長くなってきましたが、未だ棒状です。




腹側から撮影するとこんな感じです。

≪孵化後 22日経過≫

≪”足”がチョット長くなってきた!≫



足部は何時になったら手のように紅葉型になるのでしょうか?
現在のサイズは35〜40mm程度になっています。












足部の先端がチョット分離して形成されているようですが、明確ではありません。































腹側からも画像撮影してみました、手の形が良く解ります。






13

H20.05.10





≪サイズは40〜45mm≫





※足部をアップで撮影した為に体はボケ(×_×;)


≪孵化後 26日経過≫

≪”足”が分離形成されています≫


新居ですくすくと成長しています。
現在のサイズは40〜45mm程度です。
新居では”ウィロモス”が揺り籠のようです。
僅かな振動にも敏感で動きも俊敏です。


≪参考資料≫
2008.05.16 読売新聞(武蔵野版)より
【トウキョウサンショウウオ繁殖】
※井の頭自然文化園

井の頭自然文化園(武蔵野市)は環境省のレッドデータブックで絶滅危惧U類に分類されるトウキョウサンショウウオの繁殖に成功した。・・・・画像省略(4/26アップの淡水魚倶楽部画像と同様)
飼育下で育った親が産卵するのは珍しく、孵化した5匹が40mmに成長している。
同園によるとトウキョウサンショウウオは群馬県をのぞく関東地方と福島県の標高300m以下の地域に生息している。
全長9〜13cmの小型で年々、生息数は減少している。
今回繁殖に成功した親は10年近く飼育してきた個体で、2月にバナナ状の卵のう4個を産み、3月から4月にかけてその一部から孵化した。
同園ではここ数年、産卵までは成功していたが、なかなか孵化には至らなかった為、これまでの屋内飼育を変更。
今回は屋外のビニールハウス内に卵が入った水槽をいれて、より自然に近い状態に置いたという。

≪この記事でのSAKUのコメント≫
うむ〜10年目で産卵かぁ〜
淡水魚倶楽部でも是非、大きく生育させて産卵を観察してみたいですなぁ〜!!
ところで過去に産卵はしたものの孵化しなかった為に今回の変更した飼育環境は何が変わったのだろうか???・・・・・良く解らない!!
卵は水槽に入れたままだし、より自然に近い状態とは・・・・・推察されるのは温度(水温)・自然光照射・日照時間???
淡水魚倶楽部で経験した水槽の水量(水深)等は如何だったのでしょうか?
何故、5匹だけなの???
卵のう4個であれば少なくとも300匹位は・・・・???


いよいよ足部が手と同様に紅葉のような分離形成されています。
なんですか可愛いですなぁ〜!!



14

H20.05.26




再環境設定をしたプランタン

体長は50mm程度までに成長

足部もしっかりと形成しています。

鰓は少し赤茶系になってきたような?



≪孵化後 40日経過≫

≪”足”がしっかりとしてきました≫


新居にお引越ししたのですが、成長に伴い水場が少し少なく再環境設定をしました。
上陸用のプランタン(2個)は取り除き代わりに石積み部にウィロモスを厚く挿入してあげました。

既に前回レポートした如く足部がだいぶ成長していて、水中でも『イモリ』のように両生類の歩き方になってきました。

現在のサイズは50mm程度になっています。
先だって多摩川水系のプチガサで採集した小魚も俊敏に摂餌しています。
また”イトミミズ”程度しか摂餌出来なかったのですが、最近では”アカムシ”も摂餌しています。

≪飼育環境等≫
室外プランタンを再環境セットです。

【設置場所】:室外
【水   槽】:プランタン
【水   草】:アナカリス・ウィロモス
【水槽底床】:珪砂・大磯砂利・小砂利
【上陸場所】:ウィーロモス

15

H20.06.15


上陸用の水上葉水草を挿入!!


既に鰓は消滅している固体A


もう1匹、既に鰓は消滅している(?)固体B


こちらは未だ鰓が残っている固体
(若干、エラは縮小しているようだ)

『セスジイトトンボ』のヤゴ(脱殻)と羽化した成虫

≪孵化後 60日経過≫
≪”仮上陸用浮草”・・・”初上陸”≫


No.10(H20.05.01)でご紹介した上陸用のミニプランターをそろそろ再設置してあげたいのですが、とりあえず前段階としてひょうたん池で増殖している水上葉のある水草”ガガブタ”を上陸ポイントとして入れてあげました。・・・・・2008.06.01

今週の初め(2008.06.09)にプランター内を摂餌に観察すると1匹だけ上陸用にといれた”ガガブタ”の上に乗っていました。
夜間であったので画像は撮れませんでしたぁ〜〜〜おぉぉぉ、残念!!
体長は水中に居る固体よりも若干小さいのですが、既にエラは消滅しており体も乾いているようでした。
尾をチョット触るともの凄い勢いで水中へ・・・・・・・

本日も体の全体は葉の上に出ていませんでしたが、やはり夜間であったためフラッシュ撮影をしました。
うむ〜既にエラが消滅していることが画像で解ると思います。






もう1匹他の葉の陰から頭を出していたのでこちらも撮影!!
この固体も既にエラは消滅しているようです。
なかなか撮影しようとすると素早く水中へ逃走してしまうので、全体が水上葉の上に出ている時に再度画像撮影をしてアップ致します。
・・・乞う御期待あれぇ〜〜〜(#^.^#)








他の個体は未だエラはあるようです、但し若干ではあるが長さ等は縮小しているように感じられる。














『トウキョウサンショウウオ』飼育・観察プランター内では『セスジイトトンボ』が羽化していましたぁ〜〜〜!!
”ひょうたん池”のみならずこちらにもヤゴが生息していたようです???



16

H20.06.17


プランターケースをよじ登っている〜!!


上画像は夜間フラッシュ撮影、この画像は日中


上陸用の水上葉水草の上で撮影!!


≪孵化後 60日経過≫
・・・・その2
≪”初上陸”の画像追加≫


ミニプランター内を全て見ていないのですが、かなりの固体が上陸しているようです。
現在はプランタンケースには角材の上に竹材質のヨシズ(ヨシより若干重い)を蓋にしていますが固体が脱出しないだろうか?
角材がプランタンケースより内側に出っ張っているので脱出出来ないかも?(#^.^#)

上陸を観察するチョット前にこのプランタンケース(白色部)に浮草が沢山付いていたのでたぶんその時に固体が既にプランタンケースによじ登っていたものと思います。
(角材内側には浮草は付着してないので脱出していないものと思いますが?再設定時に点呼をしてみま〜す)
1度その時に確認の為、プランタンケースに付着した浮草を全て落として綺麗に清掃したのですが、現在はまた浮草が沢山付着しています。
要するにNo.15(2008.06.15)に”初上陸”をレポート致しましたが、それより一週間程度前に最初の上陸固体が居たようです。・・・・・推定?


近々に再び飼育環境をNo.10(2008.05.01)でご紹介した様な自然生息環境に近い環境にセットしてあげたいと思っています。
その時に上陸固体を再度レポート致します。

只今、新環境の検討中で〜す!!
今後の餌も検討中です、現在は『ダンゴ虫』等を
【上陸場所】:荒木田+観葉植物用土に入れてあります。
これが上手く繁殖してくれればOKかな?
あとは『ミミズ』等の繁殖も必須かな?
今年の夏は多摩川水系に出掛けて”昆虫採集”で忙しくなりそうです。(^。^)


※水陸両用で非常に動きは俊敏です、チョットの物音にも反応して水中へ!!元気で〜す!!

”水団の術”・・・忍者かぁ〜(*^_^*)



≪PartU≫(完結編)へ進む 

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