≪PartU≫成体の飼育観察環境(完結編)
『トウキョウサンショウウオ』の孵化⇒幼生⇒成長画像記録をお届けします。
幼生成長状況はこのページでアップしていきますので、皆様の飼育・観察の参考にして下さい。
2008年の鳥見へ行った時に発見した『トウキョウサンショウウオ』の卵、最初は何の卵か解らずに・・・・・・?
帰宅後に図鑑等で調べて『トウキョウサンショウウオ』の卵であることが判明!!
淡水魚倶楽部で孵化の様子を観察することにしたました。
定期的に観察状況をこのページで画像レポート致します。・・・・・・孵化した時のレポートは下記アドレス”飼育と繁殖”のページ
≪画像撮影機材≫
◆SONY Cyber-shot DSC-T9
◆ 飼育と繁殖 『トウキョウサンショウウオ』のページはこちらから!!
2008.06.21 | 変態固体がラッシュ!! | |
2008.06.22 | 変態固体用の飼育観察環境!! | |
2008.06.23 | 新飼育観察水槽に移動!! | |
2008.06.28 | 新飼育観察水槽での状況(最後の変態固体)!! | |
2008.06.29 | 孵化後、73日経過(変態固体観察)!! |
NO. | 年月日 | 画 像 | 観 察 記 録 |
17 |
H20.06.21 |
@未だ鰓がある固体(65-70mm) A上記、固体の鰓部アップ画像です。 Bこちらの固体は鰓がかなり退化しています。 C上記、固体の鰓部アップ画像です。 Dプランタンケースをよじ登る変態固体 E撮影ブースでの画像撮影です。 |
≪孵化後 65日経過≫ ≪変態固体がラッシュ!!≫ PartTでレポートしました”卵嚢採集(2008.3.29)”〜”変態初上陸(2008.6.16)”まではご覧になりましたでしょうか? 未だご覧にっていない皆様は下記のアドレスよりアクセスしてください。 PartT 孵化〜初上陸(変態)編 PartTのラストでは初上陸のレポートをアップ致しましたが、その5日後には殆どの幼体が変態してプランタンケースによじ登って、いよいよ新飼育環境の準備が必須となってきました。 現在のプランタンケースで未だ変態していない固体も何匹か居ましたので新飼育環境移動に伴い画像撮影をしておきました。 画像@A:鰓が未だある固体 画像BC:鰓が殆ど退化した固体 ≪次々に上陸(変態)だぁ〜!!≫ プランタンケースの中はもう編隊飛行ではありませんが変態上陸固体でラッシュです。 変態後の上陸用として挿入した水上葉浮草の上は既にあきてしまったようで全ての変態した固体がプランタンケースをよじ登っています。 まぁ〜本能的に湿った土の揺り籠を求めて脱出しようとしているのでしょう!!・・・・画像D 変態が完了した固体は未だ撮影ブースにおいて画像撮影をしていなかったのでチョット狭い空間に入って頂き画像撮影です。・・・・画像E ≪ハプニング編≫ この後は新飼育環境への移動の為に固体点呼・・・1、2、3。。。。。。おぉぉぉ1匹足りないぞぉ〜?(☆_◎;)! 何時の間にかプランタンケースから脱出したらしく、玄関のコンクリート上をヨチヨチしているところを発見!! 長靴で踏み潰さないで良かったで〜す!!>^_^<ぎゃははー D画像で解りますように何処でも貼り付いてよじ登ってしまい目を離した間に脱獄したようです。(#^.^#) |
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H20.06.22 |
1200水槽 & プラケース(200×3:600cm) 1200水槽左側(水位:5cm) & 右側(土・草) 1200水槽を正面斜め上から撮影 |
≪変態固体用の飼育観察環境≫ いよいよ変態固体のラッシュにより、現在のプランタンケースではこれ以上の飼育・観察は不可能です。 以前から変態後における飼育観察環境の構想を練っていましたが、新しい環境として1200水槽を利用した新飼育観察環境の立上げです。 ・・・・・果たしてこの環境で良いのか如何か未だ解りませんがチャレンジしてみます。 ≪水槽環境≫ 【設置場所】:室外 【水 槽】:1200水槽 【底環境】:砂利(左側と右側段差10cm) 【左側環境】:水位約5cm+水上葉浮草 【右側環境】:土・草植えプラケース 【上 蓋】:メッシュ上蓋(脱獄防止) 【水 温】:2008.6.22現在は23℃ ※変態前の固体が若干いるので水場もレイアウトしてあげました。 |
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H20.06.23 |
新環境に移動した未だ鰓部の残る固体 新環境に移動した鰓部の退化した固体 新環にて上陸しようとしている固体 |
≪孵化後 66日経過≫ ≪新飼育観察水槽に移動≫ 新飼育観察環境も如何にか試行錯誤のうえ立ち上げて、未だ鰓部の残る固体は左側(約600mm範囲)の水位のある環境にお引越しです。 また既に変態して上陸した固体は右側(約600mm範囲)へ大移動です。 この新環境で特に問題が無ければこの水槽環境が最後の飼育観察環境となります。 |
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H20.06.28 |
水位の浅い場所へ移動しようとしています。 この固体は時々空気中の酸素補給しています。 水草の茎に手を掛けて酸素補給!! 上陸まであと一歩で〜す!!(*^_^*) 上方から撮影するとこんな感じです\(^o^)/ 水面から頭部を出していよいよ上陸直前 上陸で〜す!!その1 (・_・)/ ハーイ 上陸で〜す!!その2 キョロ('' )( '') キョロ 上陸で〜す!!その3 オメデトぅ(^_^) 最後の変態固体上陸で〜す!!その1 最後の変態固体上陸で〜す!!その2 最後の変態固体上陸で〜す!!その3 最後の変態固体上陸で〜す!!その4 |
≪孵化後 72日経過≫ ≪新飼育観察水槽での状況≫ 新飼育観察水槽立上げから1週間が経過・・・・既に鰓部の残っている固体はなく左側水環境に移動させた個体も次々と水位の無い場所に移動して上陸しようとしています。 今までの観察環境であるプランタンケースでは横からの水中活動状況が撮影不可能でしたが、新環境ではガラス水槽に移動させたために水中での活動状況が撮影出来るようになりましたぁ〜〜〜!! ◆水中状況⇒上陸までを色々な角度から撮影した画像をアップしました。 とりあえず『トウキョウサンショウウオ』の飼育観察での通過点である変態まではお☆様になる固体も無く、完璧に上手くいきました。 それにしても良く”イトミミズ”等の餌を食べてくれました。 卵から孵化した時には12〜15mm程度であった幼生が変態して65〜70mm程度に成長!!感動ですね〜約3ヶ月に亘るレポートでしたが、如何でしたでしょうか? 皆様の飼育・観察のお役に立ちましたでしょうか? 淡水魚倶楽部でもこの『トウキョウサンショウウオ』の観察は今回が初めての事であり思考錯誤の連続でしたが、当初の目標である変態までは如何にか観察出来ましたので、今後は如何に長生きさせるかですね!! 現在、淡水魚倶楽部での長寿は『カワバタモロコ』で既に自然界ではありえないと思われる8年目に突入しています。 昨年の産卵で最後かと思っていましたが、冬期は≪ひょうたん池≫で観察していた為か今年も産卵してくれそうに太って至って元気で〜す!! サイズは80mm程度に達しているものと思います。 この『トウキョウサンショウウオ』も『カワバタモロコ』に負けないように長生きしてくれる事をただただ祈るばかりです。 現在の新飼育観察環境である1200水槽で夏季を乗り越えられるかが今後の課題です。 水槽に冷却ファン等の追加設定も現在検討中です。 如何なることやら。。。(-_-)ウーム 左画像の固体が最後の変態固体です。 既に1200水槽の左側半分に変態までの間にと設定した水環境も不要となったようです。 |
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H20.06.29 |
草をめくって観察すると他にも居ましたぁ〜!! 草の下から現われた固体で〜す!! 寝ているところを起こしてしまったようです。 |
≪孵化後 73日経過≫ ≪変態固体観察≫ 最後の変態固体を観察して1週間が経過しましたが、新飼育観察水槽内では全く固体の姿が観察出来ません。 餌には”ダンゴ虫”・”ミミズ”・”サシ”等を水槽内右側に設置したプラケースの土部に挿入してあるのですが、食べてくれているのだろうか? おぉぉぉ〜何処に潜んでいるのだろうか? チョット心配・・・・・・と言う事で隠れ場として植えた草を持ち上げて観察してみる。 いましたぁ〜〜〜d(-_^)good!! 2〜3匹で固まって”くの字”状態でじっとしていました。 草の下はかなり湿った状態ですが、この環境下がお好みのようです。 まぁ〜日中は殆ど活動しないので夜間に活動しているのかな? 体型もふっくらとしているので餌を捕食してくれているものと思います。 草の下を観察した時に出て来てしまった固体を撮影です。・・・・・ゴメン ≪観察レポート後記≫ 淡水魚倶楽部の冬期活動での野鳥観察時に偶然にも遭遇した2房のバナナ状の卵嚢・・・・・・『トウキョウサンショウウオ』の卵でした。 それから観察を始めて3ヶ月の月日があっという間に経過しました。 その間、本当に”飼育観察環境”及び”幼生の餌”等と試行錯誤の連続でしたが、如何にか初期の目標であった変態まで落伍者なしに育てることができました。 淡水魚倶楽部での両生類飼育観察の良い勉強をさせて頂きました。 今後は更に試行錯誤の連続が続くものと思いますが、如何にか頑張ってみたいものです。 第2目標はやはりこの変態した固体が長生きして産卵することですかね!! ※希少生物ですので皆様の”卵嚢”及び”成体採集”等を推奨するレポートではないことを追記しておきます。 |
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