タナゴの飼育
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1.タナゴの種類 2.タナゴの採集 3.タナゴの購入 4.タナゴの飼育 5.タナゴの繁殖 6.二 枚 貝



前記、”2.タナゴの採集”及び”3.タナゴの購入”の項目て゜やっと入手したタナゴも今まで飼育していたお魚君達と一緒の水槽に即入居させるのは無謀です。・・・・・購入の項でも記載しましたようにイエローカード及びレッドカードに該当するタナゴは購入していない筈ですが、外観では判らない事項又は、ショップから自宅までの輸送環境によりお魚君に変化が出ていることも考えられます。
初めてタナゴを飼育・繁殖したいと思っている方、以前に他のお魚を飼育している方も最低、二本(メイン水槽とトリートメント水槽)の水槽は準備したいものです。
飼育するタナゴの数量及びタナゴの種類によっても違いますがごく一般的なタイリクバラタナゴ(5匹程度)を例にとれば、メイン水槽は最低でも450水槽は準備したいものです。又トリートメント水槽はお魚君の体調が思わしくない時一時・採集して来た時・購入して来た時等の一時的な病院の役目をしますのでやはり最低でも300水槽は準備したいものです。(薬浴用に使用するのでプラケースでも可、但し透明でお魚の状態が観察できるもの)
ここで問題なのが、採集又は購入により入手してから水槽の水を作りタナゴを入れること、採集及び購入にてタナゴを入手する一週間前には必ず水槽を立ち上げて水槽内の飼育用水を作っておきましょう!!
トリートメント水槽は入手したタナゴを入れてから、前期300水槽では一掴みの塩とグリーンFを2〜3滴入れて薬浴水を作り、1〜2週間位様子を見ましょう!!・・・・・・特に異常が無ければメイン水草に移してあげましょう!!(タナゴに限らず全ての魚に共通な重要な飼育ポイントです。)


≪メイン水槽≫
@濾過装置
濾過装置に代表的なものには投げ込み式フィルター・スポンジフィルター・コーナーフィルター・底面フィルター・上部フィルター・外部式フィルター等が有りますが、夫々一長一短がありますので、水槽のサイズ・飼育魚の数量等により下表を参考に選択が必要です。

フィルター種類 水槽サイズ 飼育魚サイズ 濾過性能 メンテナンス 備          考
300 450 600 900 1200 稚魚 成魚
投げ込み式フィルター × × × サイズもいろいろ有るが濾過性能はイマイチ!!清掃は手軽に実施できる。
スポンジフィルター × × 清掃は手軽に実施可。稚魚飼育水槽には稚魚が吸い込まれる心配が無く最適。
コーナーフィルター × × スポンジタイプが主流なのでわりと清掃は簡単!!
小さい水槽の角に設置できるのがポイント。
底面フィルター × × 水槽内の水を常に透明にしておきたいのなら清掃には若干時間を要すが淡水魚倶楽部一押しのフィルターです。砂利は少々多目に必要。
上面(側面)フィルター × フィルターにはいろいろな濾材が用意されているので、組み合わせに於いてはかなりの能力を発揮する。メンテもまあまあ!!
外部式フィルター × 大容量水槽には必須!!メンテナンスも慣れれば早い。
濾材もいろいろあるので組み合わせで効果が上がる。高価かな?

600水槽以上の水槽に於いて、投げ込み式・スポンジ・コーナーフィルターを底面・上面・外部式フィルターとの組み合わせで使用するのが良い。
既に飼育していた水槽のフィルター及びスポンジは水槽内の水で軽く洗うのが既存バクテリアの保護の為にも最も良いと思います。
温度差のある水での洗浄又は洗い過ぎは既存バクテリアの消滅を引き起こし、浄化が損なわれる事が有りますので要注意!!

A底砂利&石
水槽内に水草を植えるのであれば、砂利は少々多目に入れましょう!!(40〜50mm位は入れたいですね。)
ここで注意したいことは購入した砂利はかなり汚れているので、バケツ等の容器に少量づつ入れて最低10回位は水替えしながら良くアクと土砂等の汚れを洗い流しましょう!!
水槽内に水を挿入した時に出る薄濁りの原因となります。
淡水魚倶楽部では購入して初めて使用する時はバケツ内で良く洗い、ホースよりジェット噴射にて仕上げをします。
メンテナンス時の洗いはフィルターと同様の注意が必要です。
水槽内に好みの石・流木等をレイアウトして自然環境に近くするのもタナゴのシェルターとしてお薦めします。(但し、流木は良くアク抜きをしてから水槽内に入れましょう!!アク抜き済みの流木も最近では販売されています。)
底砂利での注意事項は特に白い系統の砂利は避けた方が良いと思います。
白い砂利は一見綺麗なのですが、タナゴを入れると体色が同化して白くなってしまい、タナゴ本来の体色を観賞することが出来ません!!
淡水魚倶楽部では稚魚・幼魚飼育の水槽には見栄えが良いので使用しています。成魚には不向きですね!!
砂利をセットした後の注水時は砂利に直接水を注水すると濁りが出ますので、砂利の上にボールを置いてからそこに注水しましょう!!

B水 草
水槽内の自然環境及び美観の為に緑色の水草はやはり必須です。
高価な水草等は一切不要と考えます。
常に緑色を確保できる水草が良いと思います。又タナゴの中には水草も捕食する種類がいるので高価な水草は考えものです。
淡水魚倶楽部ではタナゴの警戒心を和らげる為にマツモ等の浮き草と根を這わし増殖するアナカリスを主体に植えています。
アナカリスは照射の良い水槽では良く新芽をだして繁殖するので、伸びてきたら新芽部分を100mm位にカットして再び植え込みます。
常に水槽内はグリーンを保ち綺麗な状態でタナゴを観賞出来ると思います。
前記、砂利の項でも解説した通り、砂利は少し多目に入れて出来れば底面フィルターを使用したほうが根が張りやすく繁殖も期待出来ると思います。
水槽のガラス面に青苔が生えるようでしたら、即水槽内を掃除(苔採り作業)が必要です。そのままの放置は水草にも苔が付着して美観を損ないます。・・・・・・ヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビ・イシマキガイ等を入れておくのも苔発生の防止になりますが、タナゴの餌を食べるようになるとあまり働きません!!彼らの働きの過信は禁物です。
根の這う水草には根元に使用済みのフィルターを捨てないで巻きつけてから植えると早く根を張ります。

C水調整・立ち上げ
@〜Bまでの準備が済んだら、中和剤を規定量いれておくことを忘れずに!!水温計を必ずセットすることをお薦めします。
淡水魚倶楽部では初めての水槽では注水後、10日間を目安に濾過装置を働かせて循環をしています。
その後、採集又は購入して入手したタナゴをトリートメント水槽より移動させています。
この時の注意事項はやはり水温が一番大事です。
水温を温度計で測り、少なくとも1〜2℃の差に保ちましょう!!
移動時にはスレ等を起こさぬように、ボール等を使用してタナゴを移動させましょう!!
直ぐには入れず、少しづつ移動先の水に馴らしながら移動させること。
以上のことを実施すれば病気の発生も最小限に食い止める事が出来ると思います。
既に飼育している水槽の水替え時には決して全部の水を交換しない事。
少なくても1/3程度は元水を使用するようにしましょう!!
あまり水槽内の透明度を求めると、せっかく大事に飼育してきたお魚達とのお別れが待っています。・・・・・・要注意事項!!

C食 事
色々なタナゴの餌が販売されていますが、淡水魚倶楽部では乾燥餌・生き餌と水草を与えています。
乾燥餌ではミジンコ・アカムシ・イトミミズ・タナゴの餌(タナゴ養殖場より購入)・テトラフィン・メダカの餌・金魚の餌等です。
生き餌ではアカムシ(消化の良い小型のもの、釣り用のものは大きいので消化があまり良くない)・イトミミズ(冬場のみ:管理が大変なので)・ミジンコ(稚魚・幼魚のみ)
水草はひょうたん池で増殖しているアオウキクサ・ヒメウキクサを毎日与えています。・・・・・綺麗に良く食べますよ!!
食事の時間は9:00と16:00の二回です。



≪トリートメント水槽≫

こちらの水槽は水槽の清掃時の一時待機又は発病時のお魚の病院なので砂利等は入れない方が良いと思います。
但し、病気は何時なるか判らないので、水だけは調整して置いたほうが良いと思います。
沢山のお魚を収容する時は、投げ込み式フィルター等が良いと思います。
必ず一つは準備しておきたいものですね!!


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