

コイ目 コイ科 タナゴ亜科
CYPRINIFORMES Cyprinidae Acheilognathinae
Ⅰ アブラボテ属 Tanakia Ⅱ バラタナゴ属 Rhodeas Ⅲ タナゴ属 Acheilognathu
絶滅危惧種とは?:絶滅の恐れのある種(環境省レッドデータブック2003年より)
絶滅危惧ⅠA類(CR) |
ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い |
ミヤコタナゴ・イタセンパラ・ニッポンバラタナゴ・スイゲンゼニタナゴ |
絶滅危惧ⅠB類(EN) |
ⅠAほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が極めて高い |
ゼニタナゴ・イチモンジタナゴ |
絶滅危惧Ⅱ類 (VU) |
絶滅の危険が増大している種 |
セボシタビラ・カゼトゲタナゴ |
準絶滅危惧 (NT) |
現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によって”絶滅危惧”に移行する可能性がある種 |
タナゴ |
日本産淡水魚の中で環境庁が発表している、レッドリスト(絶滅危惧種)に記載されている”タナゴ類”は上記表の如くであり、現在タナゴ類の生息環境の悪化により深刻になっている。
生息環境の悪化については、河川の改修(護岸,堰堤)工事・水田等の用水近代化・農薬使用等による水質汚染・販売業者による大漁乱獲及び外来種(バス、ブルーギル等)の放流にるものである。
これらによりタナゴ類独特の繁殖機能である二枚貝に産卵して子孫を残してきたわけであるが、その二枚貝さえも個体数が減少している為、繁殖が難しくなっている。
しかし、多数の官関連での保存活動が盛んに実施されつつあるので何とかタナゴ類の生息環境を保護して以前の生息数が甦って欲しいものであ。
良く聞く話であるが、『淡水魚倶楽部』の狛江市にも以前はタナゴ類が採集できたそうです。
近い将来又、タナゴ類が多摩川及び水田の用水路等でも沢山泳ぐ姿を見たいものですね!!
東京近郊において絶滅危惧種ⅠA(国指定天然記念物)に指定されている”ミヤコタナゴ”の繁殖を実施しているのは東京都井の頭自然文化園内にある水生物館で巨大水槽内でミヤコタナゴが群泳する姿を見学する事が出来ます。
その他、イトヨ・ムサシトミヨ・ボウズハゼ・シナイモツゴ・イトウ等の淡水魚も沢山、飼育されています。
観覧時間はAM9:00からPM4:30(月曜日は休館)で入園料は大人¥400・中学生¥150・小学生以下と65歳以上は無料です。
JR中央線の吉祥寺駅より徒歩10分程度の場所です。・・・・・興味の有る方は是非観覧して見て下さい。
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